【 2009年5月30日号 】 | |
ION+Atom 330マザーが初登場、Atom系最高性能 入荷は少量 |
- ※(5/28更新)ACアダプタモデルの入荷が延期。
NVIDIAのIONプラットフォームにAtom 330を搭載、「Atom系最高性能」とも言える高性能なマザーボード「IONITX-D-E」がZOTACから発売された。実売価格は29,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●Atomマザー最高性能、HDMIや無線LANも搭載
冷却ファン同梱この製品は、今月中旬に発売されたAtom 230搭載モデル「IONITX-B-E」(実売価格1.9万円)の上位版。
「Intelの10倍のGPU性能」(NVIDIA)というVGA内蔵チップセット、GeForce 9400M Gを搭載するのはこれまで通りで、CPUをデュアルコアのAtom 330に変更、Mini PCI Express Cardスロットに無線LANカード(IEEE 802.11b/g/n)を標準搭載しているのが主な違いだ。
DIMMスロットを2基搭載、最大4GBのメモリに対応する点や、HDMI/DVI/VGAの3系統の出力をもち、デュアルディスプレイができる点はIONITX-B-E同様。
ファンレスクーラーを搭載しているのも変わりないが、このモデルにはクーラー取り付け用のファンが同梱。明確な記載はないものの、状況によっては取り付けた方が無難と思われる。
主なオンボードデバイスは、先述のVGA/無線LANのほか、6chサウンドや1000Base-T LANなど。無線LANアンテナはブラケット取り付け用が付属している。なお、拡張スロットは無線LANカードが装着されたMini PCI Expressスロットのみ。空きスロットがない点には注意が必要だ。
また、姉妹モデルにはACアダプタで動作する「IONITX-A-U」(予価3万円前後)などもラインナップ。これらについては「6月初旬に入荷延期になった」(ショップ)とのこと。
約3万円という価格はAtomマザーとしては高価だが、ある程度の性能と省電力性の両立を求める向きには貴重なモデルと言える。先行したIONITX-B-Eも品薄傾向で、当面は入手しにくい可能性も考えられる。
□ZOTAC
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